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モータースポーツ

2016.04.13

第1回イタリア ミサノサーキット

皆さん、こんにちは。

今年もニスモのオフィシャルブログを連載することになりました。

今年は活動の場をヨーロッパに移しブランパンGTシリーズのスプリントカップとエンデュアランスカップの2つに参戦します。レーシングカートの頃から海外のレースには出場していましたが、ヨーロッパでのレースは初めてで慣れないことの連続だと思いますが、そんな僕のレース結果や生活状況を知ってもらいたいなと思いますので全部で10回のブログを是非見てください。

そして早くもSUPER GTの開幕戦と同じ週末にブランパンGTシリーズのスプリントカップがイタリアのミサノサーキットで行われました。

ミサノサーキットのゲート
ミサノサーキットのピットから
ふぅ~っ。緊張してます。

結果は予選:29位
予選レース:17位
決勝レース:14位

予選ではQ2を担当しました。

SUPER GTと違いQ1、Q2は全車走行し、どちらか速い方のタイムの上位20位がQ3に進出できます。ピレリタイヤを理解しきれていない状況で、いきなりのドライ予選はベストタイムは更新したもののタイヤのピークグリップとベストを合わせることができず下位に沈んでしまいました。

予選レースはスタートを担当。人生初めてのナイトレースだったのですが、まさかのダンプコンディション。僕たちはスリックタイヤとレインタイヤ、どちらか悩んだ末、レインタイヤを選択しました。

スタートからマシンのバランスはよく、うまく追い上げていきましたが、路面が乾くに連れバランスが悪くなり、ミニマムでアレックスにドライバーチェンジすることになりました。そのあとのアレックスのタイムは速く17位まで追い上げてくれました。一時は全体でのベストタイムが出ていたのでレースに向けてポジティブになれていました。

決勝レースは後半スティント担当。

アレックスがアクシデントなどを避け抜群なスタートを決め、1周目で13位まで追い上げてくれました。その後のペースは苦しそうだったのですが、何台かにペナルティーも出てシングルフィニッシュの可能生も見える順位まで追い上げてくれました。

ピットで少しロスがあり何台かに抜かれてしまったものの、追い上げることができると思っていました。でも自分のペースが悪く、追い上げるどころか自分の順位を守ることで精一杯という感じで、また何台かにもオーバーテイクを許してしまい、最終的に14位でチェッカーを受けました。

正直、すごく厳しいレースウィークとなってしまいました。

スプリントはチーム、2人のドライバー共に初めてのコースばかりで全てが手探りの状況です。

それに加えてこの週末は、金曜日のプラクティスはレインコンディション、予選はドライ、予選レースでは初めてのナイトレースの中、ハーフウェットと本当に色々なことが起きタフな週末でした。でもこの週末は、多くのことが起こった分、学び得たこともすごくあるので、次戦に活かさなければいけないと感じています。

1番の課題として予選、レースを通じて自分のペースが良かったとは言いがたいので、まずはタイヤ、車、コースを理解して速さを得ていきたいと思います。

ブランパンGTシリーズの開幕戦でこんなにも多くの試練があるとは想像していなかったので色々な悩みも出てきましたが、去年のGT300で得たことをフルに活かし結果に繋げていきます。

次戦は4月23-24日にモンツァで開催されるエンデュアランスカップの第1戦です。エンデュアランスカップはGT-R GT3に合うコースが多いので、チーム、ドライバー共に力を合わせてチャンピオンを防衛していきたいと思います。

ファンの皆さん、今回もたくさんの応援ありがとうございました。

次戦のレースは来週末です。

たくさんの応援をよろしくお願いします。

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