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みなさん、こんにちは!今回で欧州への挑戦ブログも、第四弾です!

6月末のポールリカールのレースの翌週、すぐにスパでのテストがあり、柳田さんと合流して、ベルギーに入りました。スパテストの後は、飛行機まで少し時間があったので、ブリュッセルの街で定番の小便小僧を見て、ワッフルを食べてきました。小便小僧は思ったよりも小さく少し残念でしたが、他にも街中にユニークな小僧がたくさんあって、そちらの方が存在感を放ってました(笑)

スパテストの後は、週末にF1イギリスGPがあったので、柳田さんとイギリスに残り、パーソナルトレーナーの広崎さんも合流して、今年GP2に参戦している伊沢さんと公哉、GP3に参戦しているGT Academy出身のヤンの応援に行ってきました。F1は新エンジンに変わってから初めて生でその走りを見ましたが、ものすごく静かな音になっていてビックリしました。普通にコース脇で会話が出来るのは良いのですが、あの F1らしい音がしないのはちょっと寂しかったです。パドックにはNISSAN/NISMOのホスピタリティーもあり、とても良い雰囲気でした。

イギリスGPの後は一旦日本に戻り、富士で開催されたGT-AsiaにB-MAXチームからGT-Rでスポット参戦させて頂きました。GT-Asiaは初めて参戦しましたが、一台のマシンにプロとジェントルマンドライバーがコンビを組んで走るというルールになっていて、上位陣はヨーロッパからメーカー系のワークスドライバーを連れてきているので、想像以上にハイレベルなレースで驚きました。また久々に日本のファンのみなさんの前で走る事が出来て嬉しかったです。グリッドには日産応援団の方々も来てくれました。

GT-Asiaの翌週には時差調整のため早めにヨーロッパ入りしました。スパのレースウィークは長く、水曜日にパレードランとブリーフィングがあるので、火曜日には現地入りしなければいけませんでした。柳田さんはSUPER GT菅生戦の後すぐに移動だったので、大変だったと思います。

パレードランでは、サーキットからレーシングカーをドライバーが運転して、一般公道を走って街の中心地まで行きます。パレードコースの沿道にはファンがたくさんいて、みんなが手を振ってくれて、すごく歓迎されている感じが伝わってきました。街の中心地に入ると、マシンを一台一台並べて、写真撮影やサイン等のファンサービスの時間になりました。子供たちもレーシングカーに興味津々でした。こういったイベントはなかなか日本のレースではないので、とても新鮮でした。

本番のスパ24時間レースは、スタート直後の不運な接触により長時間のピットストップを余儀なくされました。その後も数回のタイヤバーストや小さなアクシデントがありましたが、なんとか完走することが出来、チームの皆に感謝です。今年は特にアウディやBMWに速さと安定感があり、他のメーカーもそれぞれのチームにワークスドライバーを送り込んできていて、とてもレベルの高いレースになっているように感じました。最後の最後までトップ争いのバトルが同一周回のコース上で行われていて、まさに世界トップレベルだと思います。

自分の中では、予選でトップ20のスーパーポールに進めたことや、夜間の走行でベストラップを更新できたことなど良かった点もありますが、上手く行かなかった部分や、課題もいくつか見つかったので、自分の中でその点をしっかり見直して、今後のレースに向けて生かしていきたいと思います。

ブランパン耐久シリーズはスパ24時間レースが終わり、最終戦のニュルブルクリンク1000kmレースまで2か月弱の夏休みに入ります。8月の間は日本に居る予定ですが、最終戦のニュルで今年の集大成を出せる様に、しっかりと準備をしていきたいと思います。今回も最後まで読んで頂き、また24時間レースの応援もありがとうございました。

それではまた。See you soon!

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