モータースポーツ

2018.07.01

Round 4 Chang SUPER GT RACE

GT500クラス決勝

シーズン折り返しの第4戦で、カルソニックIMPUL GT-Rが6位入賞

SUPER GT第4戦の決勝レースがチャーン・インターナショナル・サーキット(タイ)で行われ、予選7位からスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)が順位を上げ、6位入賞となった。

前日に行われた予選ではセッション直前にスコールに見舞われたが、決勝日は朝からじりじりと灼けるような暑さが続き、チェッカーが振られるまで雨が落ちることなく終始ドライコンディションとなった。#12 GT-Rのスタートドライバーはマーデンボロー。序盤は混戦の中で順位を前後させながら、予選4位からスタートした#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)のオリベイラを追いかけていった。スタートから20周を過ぎたあたりで両車が接近。2台は23周目に入った1コーナーへ並びながら入っていったが、ここで軽く接触した。#24 GT-Rは止まり切れずにコースアウトし、そのまま戦列を離れることとなった。
#12 GT-Rも接触の影響で一時順位を下げ、ほぼレースの折り返し地点となる32周を終えたところでピットイン。佐々木は暫定10位でコースに復帰し、全車がピット作業を終えた時点で9位を走行していた。その後、すぐ前を走行していた#23 GT-R、#3 GT-Rをかわし7位に上がると、最終ラップで上位のマシンが1台スローダウン。これで6位に上がり、予選順位よりもポジションアップしてフィニッシュした。#12 GT-Rは3戦連続で入賞となった。

予選15位からスタートした#23 GT-Rは、クインタレッリがスタートドライバーを務めた。オープニングラップで一つ順位を上げ、4周目に13位、15周目には12位に。オーバーランなどで数台が順位を落とすなかでミスなく周回を重ね、じわじわとポジションアップし、34周を終えてピット作業に入った。ここでチームはタイヤの無交換を選択。後半スティントを担当した松田はユーズドタイヤで残りの周回をこなすことになった。終盤はタイヤの消耗もありペースが上がらず、最終的には12位フィニッシュとなった。#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)も、#23 GT-Rと同じくタイヤの無交換作戦を決行し一時は順位を上げたが、最終的に13位フィニッシュとなった。

ヤン・マーデンボロー (#12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝6位)
「クルマのペースは非常に良かったし、後半スティントの大樹もとてもいい仕事をしました。#24 GT-Rと接触してしまい、クルマにダメージを負ってしまいましたが、それでもポジションを6位まで取り戻せたのは良かったです。もう少し上に行きたかったので悔しい気持ちもありますが、次の富士大会に集中していきたいと思います」

佐々木大樹 (#12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝6位)
「クルマにダメージがあったんですが、それでも速さを保っていました。富士ではまだ軽い状態で挑めるので、チャンピオン争いに残るためにも、次戦の富士では必ず大量ポイントを獲りたいと思います。ここ3戦安定してポイントを獲れているので、次は表彰台に上がれるよう頑張ります」

公式リザルト:7月1日(日)決勝結果

SUPER GT インフォメーション : Round 4