モータースポーツ

2018.07.01

Round 4 Chang SUPER GT RACE

GT300クラス決勝

GAINER TANAX GT-Rが優勝、NISSAN GT-R NISMO GT3 2018年モデルに初勝利をもたらす

7月1日(日)にチャーン・インターナショナル・サーキット(タイ)にてSUPER GT第4戦決勝レースが行われ、4番グリッドからスタートした#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が、トップが数回入れ替わる白熱したバトルを制し、初優勝。2018年型のNISSAN GT-R NISMO GT3に初勝利をもたらした。

朝から快晴に恵まれたチャーン・インターナショナル・サーキットは、気温32℃、路面温度48℃というコンディションでレースをスタートした。スタートドライバーの安田がステアリングを握った#11 GT-Rは、上位車との距離を冷静に図りながら序盤を周回し、5周目に3位に上がると、さらに間合いを詰めながら中盤へと向かった。2位までポジションを上げた23周目に早めのピットインで平中に交代すると、平中は力強い走りで周回した。そして、43周目には、その時点で首位だった#2ロータスがピットインし、代わって#11 GT-Rがトップに立つことに。その後、#55 BMW M7 GT3が#11 GT-Rに追いすがるが、平中は#55 BMW M7との差を縮めさせることなく、58周目までリードを保つことに成功。その周に#55 BMW M7が後方に迫った#31プリウスGTと接触して後退すると、今度は#31 プリウス GTが2番手として#11 GT-Rを追うことに。しかし、8秒差から猛然と追い上げる#31 プリウス GTを寄せ付けず、61周目にトップチェッカーを受けた。

一方、23番グリッドからスタートした#10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/吉田広樹)は、序盤から星野が上位車を次々とパス。10位以内も目前となったが、順位を競う#61 BRZと接触。その衝撃でラジエターにダメージを負い、オーバーヒートによって23周目にコースサイドにストップ。そのままリタイアとなった。

安田裕信 (#11 GAINER TANAX GT-R/優勝)
「GT300クラスの中では一番最初にピットに入った分、平中選手には長いスティントを走ってもらうことになりましたが、そのチームの判断がとても良くて、トップに立つことができました。2018年型GT-R GT3の初優勝を達成できて、とても嬉しいです」

平中克幸 (#11 GAINER TANAX GT-R/優勝)
「今回のレースに向けて、クルマもドライバーもタイヤもチームも、いろいろと準備してきましたが、それらがすべてうまくはまりました。長いスティントでしたし、決して楽なレースではなかったですが、とにかく優勝できてうれしいです」

公式リザルト:7月1日(日)決勝結果

SUPER GT - GT300クラストップ