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「ダカールラリー用ニューカーがいよいよシェイクダン」
12月10日 ヨハネスブルグ(南アフリカ)
ニッサン・ラリーレイドチームは10日、ヨハネスブルグ近郊のオフロードコース(もと陸軍施設)でダカールラリー参戦車両「日産ピックアップ」のシェイクダウン(初試走テスト)を実施した。
標高1600mの丘陵地帯、立ち木や草の中に設定された一周約5kmのコースは堅くラフな路面が特徴。アップダウンやタイトコーナーも多く、トップスピードは時速約100km程度とテクニカルなもの。乾燥しているため、ラリーカーが威勢良く巻き上げる埃はひどい。また、地元南アフリカ出身の開発ドライバーで、チームで唯一仕様の異なるプロトタイプカーに乗るジニール・ドゥビリエは、コーナーで自分が跳ね上げた石を当ててフロントガラスを破損するハプニングも起こった。
3台の新車はメカニックの連日のハードワークの末、この日の朝方ぎりぎりに完成したばかり。テクニカル・ディレクターのグリン・ホールがこの4ヶ月で10kg痩せたという労作だ。篠塚建次郎車が「NISMO1」、アリ・バタネン車が「NISMO2」、そしてドゥビリエ車が「NISMO3」というヨハネスブルグ地域の特注ナンバープレートを装着。篠塚選手は10月に既存車でのテストを行っているものの、バタネン選手はステアリングを握るのが今日初めて。開発ドライバーのドゥビリエ選手も後輪独立懸架+完全チューブラーフレーム構造のプロトタイプは初めてという状況で、それぞれ乾いたVQエンジンのエキゾーストノートをこだまさせながら積極的に周回を重ねた。
3台のうちドゥビリエ車は新設計のリアサスペンションセッティングのため何度もショックアブソーバーを交換。篠塚車は、フューエルパイプに亀裂が入り、エンジンが掛かりにくい状況に。
ドゥビリエ車は終盤にも燃料タンク残量が少ないと息つき症状が出るなどニューカー特有の初期トラブルも発生した。しかし、いずれも早々に解決し、夕方5時すぎまで精力的に走りこんでテストは無事終了。参戦車両の手応えを感じたチームは明日11日を車両整備と最後の作りこみに充て、スペアパーツ共々、空路英国に送る準備を整える。
なお、チームは、ラリースタート直前の12月末にマルセイユ近郊で事前テストを実施する予定。
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篠塚建次郎 |
| 「テストのうちにトラブルが出て良かった。クルマはとても乗りやすく満足している」 |
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アリ・バタネン |
| 「5年ぶりのラリーカーだが、思った以上のパフォーマンスを持っている。日産に乗れてハッピーだ」 |
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ジニール・ドゥビリエ |
| 「最終的にセッティングも満足いくものが出来た。独立懸架リアサスは相対的にアンダーステアが弱まり、より自分の好みに仕上がった」 |
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グリン・ホール(テクニカル・ディレクター) |
| 「ここは標高が高いので、小径リストリクターを装着したラリーカーのパフォーマンスは8割くらいしか発揮できない。本番の舞台ではもっとパワフルに感じてもらえるはずだ」 |
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