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ダカールキャラバン、36時間の船旅を過ごす
【4日 バレンシア〜チュニス】
「テレフォニカ・ダカール2003」はヨーロッパの3ステージを終え、地中海をアフリカ大陸のチュニジアに向かって移動している。リタイヤしたのは4輪3台で、36時間の船旅は4輪127台、2輪162台、トラック51台とアシスタント車など。5日の早朝にチュニス港に入り、アフリカ初のSSを走った後に、トズールのビバーク地に移動する。
元日の夜、マルセイユをスタートしたダカールラリーの一隊は、2日にナルボンヌ(フランス)近くで43km、3日にはカステリョン(スペイン)の海岸で8kmのSSをこなし、ヨーロッパ・ラウンドを終えた。3日の深夜、チュニスに向けて出航。36時間の船旅だ。
日産ピックアップに乗るワークス・トリオは、篠塚建次郎がプロローグでトップタイムをマーク、幸先のいいスタートを切った後、南アフリカの若手、ジニール・ドゥビリエが総合で三菱のステファン・ペテランセル(フランス)、増岡浩に続く3位。アリ・バタネン(フィンランド)が5位、篠塚も8位と好調さを保ってアフリカに向かった。
「いよいよアフリカです。3番目のスタートです。前でも後でもない、最高のポジションです」とドゥビリエは嬉しそうに船に乗った。
“砂漠のライオン”の異名の再現を狙うバタネンは、さすがに落ち着いている。
「船の中では英国で出版する予定の本を書き始めます。フォード・エスコートでラリーを始めた時からかな…。このほかにも本は書く予定で、一つはグローバルな問題、もう一つはいかにしていい夫でいられるか。もう一つはどうしたらいい父親になれるか―。船の中でやることはいっぱいあるよ」
アフリカでの戦いが始まるまで、ラリーから離れてリラックス。気持ちをすっかり切り替えて過ごすという。
篠塚もまたリラックスだ。「このラリーはアフリカが舞台です。ヨーロッパのラリーではありません。今、ダカール2003が始まるのです」と18回目のパリダカ出場のベテランはきっぱりと言った。
日産勢ではティエリー・ドゥラベルニュ(フランス、日産ピックアップ)が10位、プライベートでもドミニク・ウッソー(フランス、日産ナバラ=16位)、エディ・オリオリ(イタリア、日産テラノ=20位)、アンリ・ペスカロロ(フランス、日産テラノ)などが元気なところを見せている。
片山右京(トヨタ)はSS1で路肩の岩をヒットしてパンク。大きく遅れ、バレンシアで乗船するのは117位と低迷。パンクを修理するときにジャッキが動かず、予備のジャッキで車を上げるなどが遅れの原因だった。砂浜でのSSでも一気に上位へとは行かず、アフリカではホコリをたっぷり浴びる位置となってしまった。
「昨年は2日も砂の中で酷い目に遭いました。ボクにとってパリダカは、エベレストやF1より大変です」と言っていた。
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