Sunday January 19th 2003
STAGE 17 : SHARM EL SHEIKH - SHARM EL SHEIKH
Liaison: 13 km - Special stage: 34 km - Liaison: 9 km - Total : 56 km
日産ピックアップのドゥビリエが5位でゴール
〜バタネン7位、ドゥラベルニュ11位
【レグ17 シャルムエルシェイク(エジプト) 】

「テレフォニカ・ダカール2003」の最終日は19日、エジプト・シナイ半島のシャルムエルシェイクで最終レグの56km(うちSS34km)を行い、日産ワークスのジニール・ドゥビリエ(南アフリカ)が5位でゴールした。また、アリ・バタネン(フィンランド)が7位、ティエリー・ドゥラベルニュ(フランス)も11位と健闘した。
総合優勝は日本の増岡浩(三菱)で、17カ所のSS(競争区間)合計49時間8分52秒。2位にジャンピエール・フォントネ(フランス・三菱)、3位はステファン・ペテランセル(フランス・三菱)。

アカバ湾の分岐、紅海に突き出たシナイ半島の先端にシャルムエルシェイクはある。2003年ダカール最終日は北東の砂漠と丘陵地帯を回る34kmのSSだった。順位はほぼ決定。セレモニー的なステージだが、ここでしくじったらお終いだ。日産ワークスもこの日はドゥビリエのカムシャフトが壊れ、冷や汗をかいた。 終末にドラマは付き物で、ペテランセルのクラッシュのあと、ミキ・ビアシオン(イタリア、三菱)がフィニッシュ台上で動けなくなり、30分以上も後続を“ブロック”したことで10時間のペナルティ。ビアシオンは15位に落ち、ドゥビリエは5位に繰り上がっていた。

「カムシャフトのトラブルには驚いた。何とか走れたし、距離も短かったので総合5位に入れて良かった」と嬉しそうに語った。初のダカールラリーで5位入賞。日産車としてもダカールでの最高位タイの順位となった。

「ダカールの過酷さを改めて知りました。今回で多くの経験を積みました。きっと将来に役立つでしょう。砂、砂丘の読み方、走り方も勉強しました。いい体験です。きっとまたダカールに戻ってきます。5位になれて我々のプロジェクトがしっかりと進んでいることも証明出来ました。近い将来、トップになれると信じています」とドゥビリエは言っている。念願のSSトップタイムはお預けとなかったが、後半の頑張りには目を見張るものがあった。

バタネンは最終SSを取った。今回4度目のトップタイムで、ダカールラリーでの通算ステージ勝利数を49に伸ばした。数人はペースダウンしているとは言え、一発狙いは数多い。それをベテランはサラリとかわし、リュック・アルファン(フランス、BMW・X5)に1分16秒差でゴール。

「今日のステージは取ったが、まだ50勝にはならない。ダカールの雰囲気にも慣れたし、古い友人にも会えた。若い友人も出来た。こういうラリーは車だけではなく、人間の経験も必要だよ。総合7位はまずまずです」

怪我をした篠塚建次郎を気遣って「日々良くなっていると聞いて安心している。心に残る事故だったからね…」

もう1台の日産ピックアップで走ったティエリー・ドゥラベルニュ(フランス)は11位だった。「今日のステージはまずまずだったけど、全体から見て日産ピックアップで3番目にゴール出来たことは満足です」と言っている。

日産ワークスは篠塚の転倒事故はあったが、3人のドライバーがきちんとゴールし、今後に向けてたくさんのデータを集め、経験を積んだことになる。ワークス初年度としては、成果があったと言えるだろう。


来年は表彰台で感動を味わいたいもの…ニスモ佐々木社長
「むき出しの大地を真っ赤な日産ピックアップが疾走するのを見るのは、理屈抜きに感動そのものです。昨日、レグ16のCP2付近で、ジニールが1位、アリが2位で目の前を通過して、そのあと20分ほど後続車が来ませんでした。こんな至福のときはありません。来年は表彰台でこれを味わいたいものです。これまでの皆様の応援に感謝するとともに、今後、我々もますますがんばりますので、変わらぬ応援をお願いいたします」

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