■シャシー
生産車はラダーフレームにキャブをラバーマウントし、フロント=ダブルウィッシュボーン/トーションバースプリング、リア=リジットアクスル/リーフスプリングの前後サスペンションを備える日産ピックアップだが、ラリーカーでは、ラダーフレームにキャブを剛結化した上、ロールケージを発展させた事実上のスペースフレーム構造シャシーとなっている。
最大の特徴はエンジン位置で、後方に大きくずらし、なおかつ低めて搭載される。室内の運転席足元にエンジン本体がくる格好だ。サスペンションも形式は踏襲しながら取り付け位置、長さなどは全く異なるアーム類にコイルスプリングの組み合わせ。サスペンションアーム類は極めて堅牢な構造となり、フロントのアッパーアームセンターは車両の中央とするなど、アーム長も可能な限り長く取られている。コイルスプリングはバネ定数の異なるものを2本組み合わせたプログレッシブレート方式とし、1輪当たり2本ずつの低圧ガス封入式ショックアブソーバーを組み合わせている。なお、リアサスはパトロール用をベースに強化したアクスルハウジングをダブルトレーリングアームで吊るリジット方式。アッパーアームが上面視3角形に配置されて横方向の位置決めを担うタイプである。ディファレンシャルも前後ともパトロール用φ233をベースにロッキングファクターを強めたものを使用する。
一方、今回1台のみ投入される03年モデルとでも言うべきエボリューションモデルは、リアサスペンションはダブルウィッシュボーン式独立懸架となっている。なお、同シャシーは02年モデルに対してかなりの軽量化を達成した。
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