NEWS
News 2007
MARCH Cupチャンピオン鈴木宏和がGT300 Zをテストドライブ

Copyright © NISMO 
1月18日、富士スピードウェイにおいて、MARCH Cup East Japanシリーズチャンピオンである鈴木宏和が、GT300 Zをテストドライブした。これは昨年末に行われたMARCH Cup表彰式において柿元邦彦ニスモ取締役が明らかにしたもので、3年連続でMARCH Cup East Japanのタイトルを獲得し、Champion Cupも2連覇したごほうびとしてGT300をドライブするチャンスを与えた。

鈴木は、レース用スリックタイヤ、大出力車両の経験もあり、比較的リラックスした様子でテストを迎えた。「不安があるとすれば、この幅の広いスリックタイヤを使いこなせるかという点ですね」とドライブ直前まで笑みもこぼれていた。

Copyright © NISMO 
初めてドライブするGT車両ながら、鈴木は落ち着いてミスすることなく富士を周回。16時5分からの40分間の走行枠で10数周を走り終えヘルメットを脱ぐと、汗が湯気となって立ち上った。開口一番「楽しかったです!」と鈴木。テストドライブについては「ブレーキがダメでした。これまでマスターバック(=倍力装置)のあるクルマしか経験がないので、自分では思い切り踏んだつもりでも全く踏めていなかったようです。そのためにシフトダウンもうまくいかなかったです」と悔しそうな表情を見せた。シーケンシャルシフトに関しては「これまでにも経験ありますが、アップ時のストロークもあり多少違和感はありました。でも最後には慣れました」と短時間での順応性も見せた。

「やっぱりGTはいい! あと3回ぐらい走れればもっともっと乗れると思いますし、また乗りたいです」と終始笑顔の鈴木。ニスモでは、今後もMARCH Cupにおいて優秀な成績を残したドライバーを対象に、ステップアップカテゴリーの車両を使用して、テストに参加させることを検討している。