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GT500 Zが存在感をアピール
2006グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

 Copyright © NISMO 
日産/ニスモは7月7日(金)〜9日(日)の3日間、イギリス南部のサセックス州グッドウッドで開催された世界最大級のヒストリック・モータースポーツ・イベント、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、2004年の全日本GT選手権のシリーズチャンピオンカーであるGT500 Zで出場。リチャード・ライアンが駆るZは、1.9kmのヒルクライムコースで行われたスピードコンテストでクラストップタイムを記録し、存在感をアピールした。 また、このタイムは全クラスのトップタイムとなったため、ライアンは最速タイムトロフィーも受賞した。

フォーミュラ1、ル・マンカー、DTM、WTCCツーリングカーやWRCラリーカー、ラリーレイド車など世界のモータースポーツで活躍する競技車両と有名ドライバーが一堂に会することで知られるこのイベントは、1993年に英国貴族、チャールズ・マーチ卿が広大な私有地を開放して始めたもので、14回目の今年は3日間で16万人強と多くの観衆を集めた。1906年6月に開催されたフランス・グランプリから100周年の今年は「グランプリ開催100周年」をテーマに掲げ、同レースで優勝したルノーがメインスポンサーとなって会場であるグッドウッド・ハウス前のモニュメント建造、初代グランプリカーと最新のフォーミュラ1車両の展示などを行った。

日産/ニスモは、現地ディストリビュータである英国日産自動車販売からの招待で04年型GT500 Z 「Xanavi NISMO Z」とリチャード・ライアンを派遣。
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ライアンは、プラクティスデーの金曜日に1回、土曜日・日曜日にはそれぞれ午前午後の2回ずつ、合計5回のタイムアタックを行った。また、1999年の英国ツーリングカー選手権(BTCC)チャンピオンカーのプリメーラも当時のワークスドライバーであるアンソニー・リードのドライブでヒルクライムにチャレンジし、レーシングサルーンカークラスでトップタイムを記録した。

このほか、プライベータの手に渡ったグループCカー「日産R90CK」やサファリラリーなどで活躍したダットサン240Zのレプリカなどがグッドウッドヒルや併設のフォレストラリーコースでデモンストレーション走行を行った。

この注目のイベントに初参加したリチャード・ライアンは、「グッドウッドは初めての参加ですが、往年のドライバーが世界中から集まり、新旧のマシンが参加する素晴らしいイベントなので、参加できて光栄です。同時に非常にワクワクしました。GT500 Zでの1回目の走行ではコースがウェットなところも多少あって、スリップを感じたものの、クルマのコンディションは完璧で、必ずトップタイムを獲れると確信していました。最終日にはなんとかドライタイヤを装着することができたので、ベストタイムを出せて満足しています。デビューウィンさせてくれた英国日産とニスモのメカニックに感謝しています」と興奮気味に語っていた。