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中国サーキット選手権レースレポート
デビュー2戦目のティーダが1600ccクラスで1-2フィニッシュ

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4月16日 中国 珠海サーキット

中国のツーリングカーレース「中国サーキット選手権」(CCC)の第2戦が2006年4月16日に珠海サーキットで開催され、1600ccクラスのレースで「東風日産ギア(基亜)チーム」が初優勝を果たした。ティーダをドライブする郭海生は3位を34.006秒もリードして見事に優勝をり、チームメートの何暁楽(ティーダ)が準優勝した。

4月15日に行われた予選では、ティーダを駆る「東風日産ギアチーム」の郭海生がポールポジションを獲得。郭海生が叩き出したラップタイム1分55.578秒は、これまでの同クラス最速記録の2分01秒を5秒更新するものであった。チームメートの何暁楽も3番手のスターティンググリッドを獲得し、共に優勝を狙う位置につけた。

CCCは、レース中に必ず1回ピットインしてタイヤ交換しなければならないというルールがあり、ピットストップの作戦がレース結果に直接影響を与える。16日午後の決勝レースではスタート1周目で、「東風日産ギアチーム」の郭海生と何暁楽、「上海大衆333チーム」の韓寒、「北京海淀自動車学校チーム」の王超は相次いでピットインしタイヤ交換。一方「上海大衆333チーム」の王叡と「凱捷チーム」の王少峰は、終盤に入ってからピットストップする作戦をとった。デッドヒートが繰り広げられたレースは、10周目からようやくその展開が明らかとなった。

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序盤でピットストップした「東風日産ギアチーム」の2台のティーダは、前方車両の追い上げを開始し、順位を徐々に上げていった。終盤までピットストップせずにトップポジションを保っていた「上海大衆333チーム」の王叡は、ルールに従って残り4周に達したところでピットイン。このときすでに2位と3位につけていた2台のティーダは、そろって猛追。3位にランクダウンした王叡は、その後の数周で激しく巻き返しを図ったが、2台のティーダは隙を見せず、そのまま1-2フィニッシュを勝ち取った。

「東風日産ギアチーム」のマネージャーはレース後のインタビューで、「今回チームが順調に優勝を獲得したのは3ヶ月あまりにわたりチームが一丸となって努力した結果であり、また東風日産乗用車公司とニスモの強力な支援なしにはあり得なかった。結成間もないチームが、デビュー2戦で1位・2位の好成績を収めたことは非常に得がたいことであり、チームを優勝に導いたのは、ベテランの郭海生と新鋭の何暁楽が十分に実力を発揮できたこと、そしてティーダの高い戦闘能力があったからである」と語った。

なお同日開催された2000ccクラスのレースでは、前回優勝した「778チーム」が包囲網を突破して2位につけ、サニーの力強いパフォーマンスを改めて示した。


CCC上海第2戦
2000ccクラス レース結果
Pos No. Drivers Car Time
1 13 陸 淦 Guangzhou Honda AIA Lufang Team / Accord 36:05.1
2 21 盧家駿 Dongfeng Nissan 778 Team / SUNNY 36:37.0
3 14 方世偉 Guangzhou Honda AIA Lufang Team / Accord 36:46.1
4 1 盧雄彪 Dongfeng Nissan778 Team / SUNNY 36:54.2
5 23 沈兆棋 Tianjin FAW Toyota China Dragon Team / Corolla 36:56.9
1600ccクラス レース結果
Pos No. Drivers Car Time
1 19 郭海生 Dongfeng Nissan Ghiasports Team / TIIDA 38:19.5
2 20 何暁楽 Dongfeng Nissan Ghiasports Team / TIIDA 38:50.1
3 4 王 叡 Shanghai Volkswagen 333 Team / VW Polo 38:53.5
4 2 王 超 Beijing Haidian Drive School Team / CITROEN FK16V 39:25.9
5 17 王少峰 Kaijie Team / Kia Cerato 39:36.7