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スカイラインGT-R、表彰台を目指してニュルブルクリンク24時間レースに参戦
ニュルブルクリンク24時間レース ( 5月5〜8日ドイツ )
昨年12月に発表された「NISMO R34GT-R Z-tune」に搭載されたZ2エンジンをベースにNur用に更にチューニングを施した「Z2エンジン(RB26DETT改 2.8リッター)Nurスペシャル」を搭載したファルケン☆GT-Rが、今年も世界一過酷なツーリングカーによる耐久レースとして名高い、ドイツのニュルブルクリンク24時間レース(33. ADAC Zurich 24-Rennnen 2005 通称ニュル24時間)に参戦する。

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今年のニュル24時間レースは、5月5〜8日にドイツ北西部アイフェル高原にあるニュルブルクリンクサーキットのグランプリコースと北コース(ノードシュライフェ)をつないだ1周25.378kmのコースにおいて開催される。ファルケン☆GT-Rは4年連続で、木下隆之、田中哲也、ローランド・アッシュ(ドイツ)、ダーク・ショイスマン(ベルギー)というドライバーラインアップ。昨年はあいにくの雨模様となったが、GT-R独自の4WD機構を生かしてA8クラスで初優勝を遂げ、総合では過去最高位に並ぶ5位を獲得した。今年はクラス優勝はもちろんのこと、表彰台を目指してのチャレンジとなる。

ニュルのノードシュライフェは森の中を縫って走る高低差300mというアップダウンに富んだレーシングコース。公道にあるさまざまな悪条件を集約したようなコースであるため、ここを速く走れる車両はどの道でも速く走行することができると評価される。実際、自動車メーカーの市販車のテストコースとしても利用され、スカイラインGT-Rもニュルでテスト走行を重ねて世に送り出された、まさにGT-Rにとっては“聖地”とも言えるコース。

ここを200台を超える車両が同時に走行する。レース車両は、DTM(ドイツ・ツーリングカー・マスターズ)車両から1リッターカーまで、市販車がベースとなるレーシングカーで、改造範囲や排気量によって細かくクラス区分される。

ファルケンモータースポーツは、1999年にスーパー耐久シリーズ用車両を改造したスカイラインGT-R(R33)でニュル24時間に初参戦。00年こそGT500仕様のスープラを使用したが、それ以外はスカイラインGT-R(R34)で挑戦を続けている。ニスモはエンジンの技術的サポートを行っている。現在製造が中止されているスカイラインGT-Rが走るメジャーイベントはこのレースだけということもあり、多くのスカイラインGT-Rファンの注目を集めている。

ファルケン☆GT-Rは、5月5日のテストレースに参戦して車両をチェックした後、6日の予選、7〜8日の決勝レースに臨む。NISMOウェブサイトでは、4月下旬から事前レポートを展開。5月6〜8日は現地からのレポートをお届けする予定。なお決勝レースのスタートは現地時間5月7日15時(日本時間同日23時)だ。