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Race Report
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FAIRLADY Z
Round 2 OKAYAMA GT 300km RACE
GT300 class 決勝 RACE RESULT
鈴鹿のミスは帳消し
#13「エンドレス アドバンCCI Z」が僅差の4位
#46「吉兆宝山 DIREZZA Z」も5位入賞
#47「吉兆宝山 DIREZZA Z」はアクシデントで18位
#13エンドレス アドバンCCI Z(影山正美/藤井誠暢)4位
#46吉兆宝山 DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢)5位
#47吉兆宝山 DIREZZA Z(長島正興/安田裕信)18位

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レースも残り10周を切った69周目の1コーナーで、2位を走行していた#110ポルシェがコースアウト。これで3位の#11フェラーリが前に出た。さらにそこへ4位の#13 Zの藤井が追いつき、71周目には0.8秒のほぼ等間隔で3台が数珠つなぎとなった。さらに72周目には0.4秒の等間隔の超接近三つ巴に。ヘアピン先を折り返したパイパーコーナーで、#110ポルシェがブレーキングミスで膨らんだところを、#13 Zの藤井がインから抜いてついに3位、表彰台圏に上がった。しかしストレートスピードで勝る#110ポルシェがバックストレートで抜き返して逆転。そのままの順位でチェッカーフラッグが振られた。
前回の鈴鹿でコースアウトした#13 Zの藤井は表彰台こそ逃したものの4位、同じく#46 Zの番場も5位でゴール。前回のミスを帳消しにするような、はつらつとしたレースを見せた。「今日は100点満点の85点ぐらい。今日みたいなレースをしていればOK。頭を使ったし、よく走ったよ」と中村吉明監督も藤井のレースに目を細めた。番場のレースについてもパートナーの佐々木が「今日は良い走りをしてくれましたよ。上出来です!」と褒めた。

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第2戦のスターターは、前回と同様、2戦連続ポールポジションの#46 Zが佐々木、予選2位の#13 Zが影山、予選11位の#47 Zが長島。決勝レースはストレートを得意とする予選3位の#27ヴィーマック、4位の#110ポルシェあたりが速そうで、Z勢はミスなくレースをまとめて表彰台を狙いたいところ。4周目に#110ポルシェが2位、5周目にトップを奪うとレースをリードしていった。また#27ヴィーマックも5周目に3位に浮上。20周を過ぎたころ、2位走行中の#46 Zのペースが鈍った。23周目のダブルヘアピンの1つ目(レッドマン)で、#46 Zが曲がりきれずに膨らんだところを#13 Zの影山がインをついて前に出た。#46 Zは31周目に#27ヴィーマックに抜かれて4位へ。そして折り返し点を過ぎた40周目にピットインし、番場にバトンを渡した。
一方#47 Zは序盤に他車両との接触でポジションを落として、苦しい走行となっていた。30周目にピットインして安田に交代。しかし序盤の接触のため左リアのホイールセンターナットが変形しており、また#46 Zのピット作業を控えていたために交換をあきらめコースインさせた。#46 Zのピット作業が終了後、2回目のピット作業を行ってリアタイヤを交換。これでポジションは最下位までドロップする結果となった。しかし安田はステディな走りを見せポジションを2つ上げた18位でゴール。「自分としてはプッシュしましたし、納得のレースです。次にいいところを見せたいです」と安田。
ルーティーンピット作業が続く間に#27ヴィーマックに続く2位を走行していた#13 Zの影山は47周目にピットイン。しかし右フロントタイヤがうまくはまらないままエアジャッキを降ろしたこともあって10数秒をロス、藤井がコースへ出て行ったときには5位にポジションを下げていた。
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ルーティーンのピット作業が落ち着いた52周目の順序は、トップが#27ヴィーマック、2秒遅れの2位が#110ポルシェ、11秒遅れた3位が#11フェラーリ、さらに10秒遅れて#46Zと#13Zが続いた。53周目、#13 Zの藤井が#46 Zの番場をパスして4位へ。やがてエレース展開は#27ヴィーマックの独走状態となっていったが、終盤に2〜4位が接近。冒頭のスリリングなバトルが展開された。
今回の結果でシリーズポイントは#46Zが17点で4位、#13Zが13点で7位、#47Zが1点で16位に。#13Zの藤井、#46Zの番場とも“リベンジ”を果たした今回のレース。“第3戦以降、優勝のチャンスは大いにあり”とチームスタッフも手応えを感じたレースだった。

藤井誠暢(#13「エンドレス アドバンCCI Z」/4位)
「鈴鹿のレースはあんな結果(交代直後の1コーナーで痛恨のコースアウト)になってしまったので、今回は一から出直しだと思っていました。テストのときからずいぶん走らせてもらうこともでき、とにかく完走を目指しました。自分としてはそれなりに行けるという自信はありましたが、この結果にはホッとしています。ビデオで抜き方や抜かせ方を見て勉強して冷静なレースができました。今日やっとスタートラインに立てたと思います」

佐々木孝太(#46「吉兆宝山 DIREZZA Z」/5位)
「チームの予想では、気温が下がって寒くなるということでミディアムソフトのタイヤを選んでいたんですが、予想以上に気温、路温が上がってしまって、タイヤの磨耗が早かったですね。自分の仕事はこなせたと思いますし、番場が良く走ってくれました。次は優勝を狙います!」

RACE RESULT
Rd. 2 OKAYAMA GT 300km
- Sunday,9 April, 2006 OKAYAMA International Circuit
[ 14:00 〜82Laps fine / dry ]
Pos Car name No 1st Driver Laps
1 direxiv ADVAN 320R 27 密山 祥吾 / 谷口 信輝 2:02'42"232 
2 JIM CENTER FERRARI DUNLOP 11 田中 哲也 / 青木 孝行 -1Lap 
3 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER 110 松田 秀士 / 菅 一乗 -1Lap 
4 エンドレスアドバンCCI Z 13 影山 正美 / 藤井 誠暢 -1Lap 
5 吉兆宝山 DIREZZA Z 46 佐々木 孝太 / 番場 琢 -1Lap 
6 アクティオ ムルシェ RG-1 88 マルコ・アピチェラ / 桧井 保孝 -1Lap 
7 WILLCOM ADVAN VEMAC408R 62 柴原 眞介 / 八木 宏之 -1Lap 
8 MOTOタイサンエンドレスGT3R 26 山路 慎一 / 西澤 和之 -1Lap 
9 TOY STORY Racing MR-S 101 新田 守男 / 高木 真一 -2Lap 
10 ウェッズスポーツセリカ 19 松田 晃司 / 脇阪 薫一 -2Lap 
18 吉兆宝山 DIREZZA Z 47 長島 正興 / 安田 裕信 -5Lap 
TRACK INFORMATION
Length: 3.703km