Report
Round 4
Race Calender

FAIRLADY Z
Round 6
GT500 class 決勝 Result
モチュールピットワークZが2位表彰台でシリーズポイント2位に
最終戦・鈴鹿でチャンピオン獲得に挑む
2005 SUPER GT 第7戦 SUPER GT IN KYUSHU 300KM 決勝 レポート
10月16日 オートポリス(大分県)
10月16日(日)に大分県日田市のオートポリス・インータナショナル・レーシングコース(1周4.674km)でSUPER GT第7戦が行われ、予選2位から決勝レースに臨んだミハエル・クルム/柳田真孝組の#22モチュールピットワークZが2位でフィニッシュ。シリーズポイントランキングでも2位となった。

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午後1時59分に65周の決勝レースがスタート。#22 Zのスタートドライバーをつとめた柳田は、クリーンなスタートを決め、ポールポジションの#8 NSXを追った。序盤にハイペースで周回する#8 NSXを捉えることは叶わなかったが、徐々に3位以降に差をつけて安定したラップタイムを刻んだ。ソフトタイヤを装着していたため、タイヤグリップの低下にも気を配りながら、柳田は2位をキープして28周目にピットイン。レース後半を担当するミハエル・クルムにドライバー交代した。クルムがピットアウトする際に、左リアのホイールナットの締めつけでタイムロスを喫してしまった。これによって、各車のピットインがほぼ完了した42周目には4位の位置となっていた。しかし、長いスティントにも関わらず根気よく先行車を追い上げたクルムは、終盤の63周目に#12 Zをパス。そして、タイヤのグリップ低下に苦しむ#3 Zをも最終ラップの最終コーナーでキャッチし、2位でチェッカーフラッグを受けた。

表彰台に上った柳田は、「スタートでチャンスをうかがったのですが#8 NSXの前に出ることができず、ついて行けなかったのが悔しいです。でも、2位をキープしたままマイケルさん(クルム)にクルマを渡せて本当に良かったです」と語り、クルムも「ポディウムに上がれてすごく嬉しいです。#8 NSXには勝てなかったけど、Zのパフォーマンスは素晴しかった。また、日産ファンの皆さんの力強いサポートに感謝します」とコメントした。

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予選7位からスタートしたディフェンディングチャンピオンの#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン組)は、スタートで出遅れて中位グループに入ってしまい、前半に速いペースを作ることができなかった。10位で序盤を周回し、早めの26周目に11位でピットインした本山は、ライアンに交代した。レース中盤には単独コースオフしたり、他車をプッシュしてペナルティを受けるマシンが続出。この間にライアンは、5位までポジションを押し上げることができた。54周目に後方から追い上げる#18 NSXに先行を許すものの、6位を維持してフィニッシュした。

予選5位からレースをスタートした#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治組)、同6位スタートの#3 G’ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス組)は、同じZ勢ながら序盤から激しいポジション攻防戦を繰り広げ、49,700名の観客を魅了するファイトを見せた。オープニングラップで先行した#12 Zが13周目まで4位、#3 Zが5位で続いたが、14周目に#3 Zが隙を見て先行。ここで#12 Zは7位に順位を落としてしまう。その後#3は3位に、#12は5位にまで浮上。それぞれピットインしてドライバー交代した後は、#3 Zが2位、#12 Zが3位となって先行車の#8 NSXを追う形となった。しかし、ハイペースで逃げ切り態勢を作る#8を追ったためにタイヤの摩耗が激しく、2台とも終盤に#22 Zにパスされてしまう。この結果、Z勢は2位(#22)、3位(#3)、4位(#12)、6位(#1)でレースを終えることとなった。



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ニスモ出川監督
「いやぁ、厳しいレースでした。挟まれて序盤ペースが上げられなかった#1は、後半5位まで押し上げましたが、マシンにトラブルが発生して苦戦しました。いつピットインしても良いように準備していたのですが、リチャードが頑張って6位に入ってくれてほっとしました。#22は、せっかく柳田が良いペースで序盤をしのいだのに、ピット作業でロスしてしまったのが残念でした。しかし、マイケルが良くカバーしてくれました。公約通りの表彰台フィニッシュも果たせたし、チャンピオン争いにも残れました。鈴鹿では今回の#8 NSXのような速いクルマに仕上げて臨みます」


Result - Combined
Sunday,16 October, 2005
Autopolis [ START:13:59〜65Laps Fine / Dry ]
Pos Car Name No. Driver Name Time/Diff
1 ARTA NSX 8 伊藤 大輔 / ラルフ・ファーマン 1:56'36"074
2 モチュール ピットワーク Z 22 ミハエル・クルム / 柳田 真孝 -1'02"983
3 G'ZOX・HASEMI・Z 3 金石 年弘 / エリック・コマス -1'03"494
4 カルソニック インパル Z 12 ブノワ・トレルイエ / 井出 有治 -1'04"901
5 TAKATA 童夢 NSX 18 道上 龍 /小暮 卓史 -1'16"901
6 ザナヴィ ニスモ Z 1 本山 哲 / リチャード・ライアン -1'36"509
7 ZENT セルモ スープラ 38 立川 祐路 / 高木 虎之介 -1Lap
8 DYNACITY TOM'S SUPRA 36 土屋 武士 /ジェームス・コートニー -1Lap
9 イエローハットYMSスープラ 35 服部 尚貴 / ピーター・ダンブレック -1Lap
10 エッソウルトラフロー スープラ 6 脇阪 寿一 / 飯田 章 -1Lap
TRACK INFORMATION
Length: 4,674m