SUPER TAIKYU 2006
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SUPER TAIKYU 2006 SUPERTAIKYU LEAGUE®
Round7
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「eeiA-ings Z」が十勝24時間以来の2勝目
最終ラップまでトップの「C-WEST ADVAN Z」は4位に
SUPER TAIKYU Round7 / もてぎスーパー耐久300マイル
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《STクラス1 出走7台》
#3「エンドレス アドバンZ」(影山正美/青木孝行) クラス4位/総合4位
《STクラス3 出走14台》
#33「eeiA-ings Z」(大井貴之/赤鮫オヤジ) クラス優勝/総合11位
#23「C-WEST ADVAN Z」(山田英二/尾本直史/谷口行規)  クラス4位/総合14位
#19「バーディクラブTC神戸Z33」(輿水敏明/小林敬一/斉藤多聞) クラス11位/総合36位
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S耐第7戦(最終戦)は、栃木のツインリンクもてぎにおいて300マイル(約480km)レースとして開催され、STクラス3で#33 Zが第3戦十勝24時間以来、今季2回目のクラス優勝を遂げた。また最終ラップまでトップを走行していた#23 Zは、S字コーナーで競っていた車両と接触してコースアウトし、クラス4位でゴールした。#19 Zは失速した他車両と接触してその修復に時間を要したが、最後尾ながら11位完走となった。またSTクラス1では、#3 Zが表彰台こそ逃したものの4位でゴールした。

11日の予選日は朝から弱い雨に見舞われた。10時から30分間行われたドライバーズ予選では、日産車をドライブするA/Bドライバーは全員が基準タイムをクリアした。お昼前後に一時強い雷雨となったもてぎだったが、グリッド予選の始まるころには再び弱い雨に。気温15℃、路面温度16℃と冷えた中、13時45分にST1/2の走行枠が始まった。開始直後に1台のポルシェがクラッシュを喫してその排除のために10分間の赤旗中断となった。再開後、#3 Zは影山がアタックして6位につけた。14時15分からはST3/4/Sの専有走行枠。ここでも開始7分でメインストレートにオイルを撒いた車両があり、オイル除去のために53分間の赤旗中断となった。再開後、#23 Zの山田が2位、#33 Zの大井が4位、#19 Zの輿水が8位につけた。15時28分からは全車が走行できる走行枠。雨は多少弱くなっており、路面の水量もやや少なくなった終盤、#23 Zがトップに。さらに#33 Zも3位にタイムアップした。#19 Zは7位にとどまった。またSTクラス1の#3 Zもタイムアップしたものの、クラス6位というポジションに変化はなかった。

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12日は前日の雨もすっかり上がり、朝から太陽が顔をのぞかせた。しかし風が強く、東京では木枯らし1号が吹いた。100周の決勝レースは12時4分にスタート。気温は15℃、路面温度は18℃で日差しを受けていれば温かいが、日陰に入ると肌寒い。スタートドライバーは、#23 Zが山田、#33 Zが大井、#19 Zが輿水。2周目、クラス4位を走行していた#33 Zと直後にいた#27 BMWが4コーナーで接触。#33 Zはスピンを喫し12位までポジションダウンとなった。#23 Zは3周目にストレートスピードに勝る#7 RX-7を、4周目にも#14 RX-7を先行させるものの、背後に#27 BMWを従え3位でコンスタントラップを刻む安定走行に。#19 Zはスタートでややポジションを落としたものの、ポイント獲得圏となる10位前後をステディに走行していった。
序盤に大きくポジションを落とした#33 Zはクラストップに遜色ないラップタイムで、20周目には6位までポジションを上げていた。レースも1/3を消化した30周過ぎから最初のピットインをする車両が出てきて、クラス2位の#14 RX-7が32周目、クラストップの#7 RX-7が34周目にピットインすると、これで#23 Zがトップ、#33 Zが2位、#19 Zが7位に。そして41周目に#33 Zがピットインしてタイヤ無交換、ドライバーは大井のままコースへ。同じ周に#19 Zもピットインして斉藤に交代。クラストップの#23 Zは42周目にピットインしてタイヤ4本を交換、ドライバーは谷口に交代してコースへ復帰した。

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タイヤ無交換が功を奏して#33 Zがクラストップを奪い、#23 Zは4位、#19 Zは9位。やがて#23 Zの谷口はクラス3位の#83 NSXに追いつき、これが59周目にピットインすると3位へ浮上。この時点でクラストップの#33 Zとは50秒、2位#14 RX-7とは20秒近い差があった。この前、56周目には#19 Zが2回目のピットインで小林に交代し、追い上げを狙った。67周目、クラストップの#33 Zが2回目のピットインで、タイヤを4本交換して赤鮫に交代。これでクラストップに浮上した#23 Zも72周目にピットインして、今度はこちらがタイヤ無交換でドライバーは尾本に交代し、#33 Zの直後となる2位でコースへ。そして2〜3秒の間隔をキープして走行を重ねていった。79周目、フロントバンパーを壊していたクラス8位の#19 Zにオレンジディスク旗が掲出され、ピットインして修復することが命令された。これは最終コーナーとなるビクトリーコーナーの立ち上がりで失速したポルシェと接触したため。カウルの交換に30分ほどを要してコースへ復帰したが、クラス11位でのチェッカーとなった。

82周目、クラストップの争いはにわかに緊迫。#33 Zと#23 Zの差が1秒ほどに縮まったのだった。そして87周目のヘアピンカーブで、#23 Zが先に進入してついに逆転。しかし#33 Zも0.6〜7秒ほどの差をキープして離れない。しかしここに#14 RX-7がZより1〜2秒速いラップタイムで追いついてきて、93周目には#33 Zを抜いてクラス2位へ。そして#23 Zの背後へピタリとつけた。2台はテールtoノーズ状態となり、95周目の90度コーナーでは一瞬並びかけた。さらに96周目のS字で再び急接近。直後に2台の差は微妙に広がるが、ファイナルラップとなった97周目の130Rでとうとう2台が接触。 #23 Zはコースに押し出される形となり、この間に#33 Zと#27 BMWが先行。#14 RX-7、#33 Z、#27 BMWの順でゴールして、暫定表彰が行われた。
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しかしその後、#14 RX-7に対して危険なドライブ行為ということで40秒のタイムが加算され、3位にポジションダウン。代わって#33 Zがクラス優勝、これで#83 NSXを逆転してシリーズ2位となった。

STクラス1では、スタートを担当した影山の#3 Zが11周目にクラス5位に浮上。さらに28周目には4位、32周目にはピットインした#24ポルシェに代わり3位までポジションを上げた。37周目にピットインしタイヤを4本交換して青木に交代。40周目には4位へ上がり、さらに中盤の59周目には#24ポルシェをかわして3位へ復帰した。しかしラップ遅れの車両に接触してクラッシュさせたことで危険なドライブ行為と見なされ、ピットロードのドライブスルーペナルティを受け、6位までポジションを落とした。青木は3位へ上がった75周で最後のピットイン。ここで左のタイヤ2本のみを交換しクラス4位でコースへ。そして最後はパワステトラブルでペースの上がらない#28ポルシェに2秒6まで迫ったところでチェッカー。表彰台獲得こそならなかったが4位でゴールし、全戦でポイントを獲得、シリーズ2位を守った。



大井貴之
(#33「eeiA-ings Z」/STクラス3 優勝)

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「しょっぱなにズドンと行かれて、あれで15秒ぐらいロスしたのかな? 前半は抑えて走ったけれど、軽くなってからもクルマのバランスがすごく良くて、もう予選アタックみたいにプッシュして走った。最初のピットではタイヤも大丈夫だということでそのまま走ったけれど、ミッションもブレーキも問題なかった。(赤鮫に対しては)無線でRX-7を先行させて無理しないでゴールしましょうということだったけれど、優勝はやっぱりうれしい。来年はぜひチャンピオンを目指したいです!」

尾本直史
(#23「C-WEST ADVAN Z」/STクラス3 4位)

「(#14RX-7が)ストレート速いのは分かっていたし、こっちはタイヤ交換してないのでつらかったけど、残りの周回数を考えても、『じゃあお先にどうぞ』というわけにはいかんでしょう。接触とか当たったということはレーシングアクシデントで仕方ない部分はあると思うけどね」
RACE RESULT
決勝正式結果「STクラス 1」
Pos No. Cls
Pos
Machine Laps Time A Driver Laps
B Driver
C Driver
1 1 1 ARTA DENAG GT3
(PORSCHE/911GT3)
100 3:27'29.111 田中 哲也 35
新田 守男 36
高木 真一 29
2 45 2 Pixy Spec's Porsche
(PORSCHE/911GT3)
100 3:27'58.546 伊藤 真一 37
羽根 幸浩 63
   
3 28 3 SEICO carrera racing PORSCHE
(PORSCHE/911GT3)
100 3:29'00.630 佐々木 孝太 64
井入 宏之 36
宮川 やすお  
4 3※ 4 エンドレス アドバン Z
(日産FAIRLADY Z/Z33)
100 3:29'03.246 影山 正美 36
青木 孝行 64
   
5 24 5 Pixy ADVAN PORSCHE
(PORSCHE/911GT3)
99 3:27'29.392 堤  明彦 62
井上 貴志 37
   
6 8 6 ニコカット GT3
(PORSCHE/911GT3)
99 3:27'29.395 清水 康弘 64
吉富 章 35
   
18 32 7 GruppeM ADVAN PORSCHE
(PORSCHE/911GT3)
96 3:28'19.663 原 幸雄 29
松田 秀士 39
樋口 正治 28
決勝正式結果「STクラス 3」
Pos No. Cls
Pos
Machine Laps Time A Driver Laps
B Driver
C Driver
11 33 1 eeiA ings Z
(日産FAIRLADY Z/Z33)
97 3:29'08.830 大井 貴之 66
赤鮫 オヤジ 31
   
12 27 2 FINA SUNBEAM ADVAN M3
(BMW M3/E46)
97 3:29'26.023 木村  崇 33
小林 且雄 41
村田 信博 23
13 14※ 3 岡部自動車ディクセル洗剤革命
RX-7
(マツダRX-7/FD3S)
97 3:29'47.220 杉林 健一 36
小松 一臣 31
入口 秀輝 30
14 23 4 C-WEST ADVAN Z
(日産FAIRLADY Z/Z33)
97 3:36'03.947 山田 英二 41
尾本 直史 26
谷口 行規 30
15 83 5 BP ADVAN NSX
(ホンダNS-X/NA2)
96 3:27'32.322 古橋 譲  
玉本 秀幸 58
余郷 敦 38
17 7 6 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
(マツダRX-7/FD3S)
96 3:28'02.946 白井  剛 31
加藤 正将 65
   
19 39 7 TAITEC TRACY ADVAN NSX
(ホンダNSX/NAZ)
96 3:29'25.559 植田 正幸 52
梅本 淳一 44
   
25 21 8 エッグルウ開成商事協新RX-7
(マツダRX-7/FD3S)
93 3:29'34.723 増田 芳信 31
壷林 貴也 31
山本 俊之 31
31 55 9 Tifaria MYST Gulf MAZDA RX7
(マツダRX-7/FD3S)
90 3:29'28.984 中村  旬 45
大塚隆一郎 45
   
35 43※ 10 ゼナドリン ディクセル MJ M3
(BMW M3/E46)
83 3:30'54.384 川口 正敬 29
番場  琢 40
立花 和幸  
36 19 11 バーディクラブTC神戸Z33
(日産FAIRLADY Z/Z33)
82 3:30'00.207 輿水 敏明 40
小林 敬一 27
斉藤 多聞  
TWIN RING MOTEGI  2006.11.12/Course Length:4.801379Km
Weather:晴れ Course:ドライ Entry:45台 Start:45台
Fastest Lap: 1 新田 守男 1'59.601 4/100 144.52km/h


Car No.3 2006ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則書 第28条〜4)違反(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
Car No.43 2006ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則書 第28条〜4)違反(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
Car No.14 2006ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則書 第28条〜4)違反(危険なドライブ行為)により、競技結果に40秒を加算した。