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FALKEN☆GT-R、無念のリタイア
そして24時間レースフィニッシュ フィニッシュ
2005 NÜRBURGRING 24h-RENNEN
5月8日、NÜRBURGRING / Eifel,Germany
FALKEN☆GT-Rは、朝8時20分ごろガレージに戻ってきて、クラッシュ箇所のチェックが行われた。しかしフロントサスペンションのアームが真っ二つに折れるなど損傷が激しく、スペアパーツがないものがあるため無念のリタイアとなった。ここまで激しいクラッシュの中、ドライバーのダーク・ショイスマンが無事だったことをむしろ喜ぶべきことなのかもしれない。
そして15時。第33回ニュルブルクリンク24時間レースのチェッカーの時を迎えた。誇らしげなマシン、傷ついたマシン、少しばかり周回数が少なかったマシン、すべてのマシンに平等に、全長25.378キロにもおよぶコースサイドを埋めつくした18万人もの大観衆から、惜し気もない拍手が送られた。 総合優勝は昨年2位、ペトロ・ラミー組の#2 BMW M3 GTR。2位は昨年優勝のダーク・ミュラー組 #1 BMW M3 GTR。3位はA8クラス優勝、ピーター・ザコウスキー組の#77ダッジ・ヴァイパーGTS-Rとなった。 ゴール後、会場は再び激しい雹(ひょう)に襲われた。天候に翻弄されたレースでも、地元のチームは最後まで強力だった。 鈴木哲雄監督 「結果は残念で応援してくださった皆さんには申し訳ないと思っていますが、これがニュルの恐さです。参戦初年度はいきなり6位となり、もう少し体制を整えると表彰台も狙えると思っていました。それから7年やってもまだまだ届かないところがあるという点がこのレースの難しさだと思います。応援ありがとうございました」 ローランド・アッシュ選手 「(体調を崩して)みんなに迷惑をかけて、申し訳なく思います。体の方は大丈夫です。すごく素晴らしいチームで、みんなと一緒に仕事ができて本当に嬉しかったです。応援してくださった皆さん、ありがとうございました」 ダーク・ショイスマン選手 「御心配をおかけして申し訳ありません。体は大丈夫です。チームのみんなと一緒に仕事ができて楽しかった。結果はあまり良くなかったけれど、またみんなと一緒にやりたいです。応援ありがとうございました」
「ゴールできなかったのは残念ですが、クラス優勝をした昨年と比べてもマシンもタイヤもチームも確実にレベルアップしていて、一時は総合2位を走れたほど今年は完璧だったと思います。でもここのコースは何があっても不思議じゃないので仕方ないのかな。全チームに思いもよらないことが起きていて、それが致命的であったかなかったかの差で、ニュルはそんなに甘くないということでしょう。ドイツチームは何度もここでレースをしてきて、テストも経験も十分に積んできているので、ニュルの神様にまだ2位なんて早いと言われているのかもしれません。コースもレースも来れば来るほど難しい。今年はDTMもマシンが出なかったのに、速いポルシェやバイパーが現れるんですから、奥が深いですよね」
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