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第1戦の雪辱をはらし
#1 FAKLEN GT-R優勝

クラス3 #31ジャラーナTOPシークシルビア予選クラストップも、決勝はトラブルにより惜しくもリタイヤ
スーパー耐久シリーズ第2戦
Hi-landスーパー耐久レース

2001.4.28-4.29

【予選】

気温が25℃を越え、絶好の行楽日和となったゴールデンウィーク初日。親子連れの観客も見守る中、ポールポジションをかけたGT−R同士の一騎打ちの争いが行われた。予選開始早々、#1 FALKEN GTRが、コースに出たが1周でピットに戻ってしまう。これは、後に行うアタックのためにブレーキの焼き入れを行うための走行であった。

予選時間も半分を過ぎ、残り20分となったところで、#23 トトムFUJITSUBO・GTRがアタックに出た。数周タイミングを計った後に1度のアタックで、トップタイムを刻んだ。このタイムを確認した#1は、すかさずコースインしアタックを行い、見事1度のアタックで#23及び昨年のポールタイムを上回る1'53''868を記録した。

スーパー耐久では、予選で使用したタイヤを決勝でも使用しなくてはならず、今回のレースでは、タイヤの寿命に余裕がないと判断した両チームはこれ以上のタイムアタックを行わず、#1がポールポジションを獲得した。また、今年から17インチのタイヤを装着できるようになり、金曜の練習走行から好タイムをマークしていたクラス3の#31ジャラーナTOPシークシルビアは、開始早々に1'57''620のクラストップタイムを記録した。

同クラスのRX7勢が、このタイムを目標にアタックを行ったが、#31を越えることができず、#31は、クラストップ、総合6位の位置から決勝に挑むこととなった。

正式予選結果
POS. No. CLS Car DRIVER BestTime
1 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 01:53.868
2 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 01:54.406
3 11 2 三菱PUMAランサ-EVO VII 中谷/木下(隆) 01:56.278
4 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/福山/伊藤 01:56.520
5 26 2 エンドレス.アドバン.GMSランサー 村田/小暮/碓井 01:56.570
6 31 3 ジャラーナTOPシークシルビア 小林/たしろ 01:57.620
【決勝】100LAP(406km)

前日の予選同様、好天のもと昨年を大きく上回る観衆をむかえ決勝レースが行われた。

スタートが切られると、ポールポジションスタートの#1と#23の2台のGT-Rが1秒以内の差で争いながら他車を引き離していった。11周目に、若干タイムの落ちてきた#1を#23が捕らえトップに立ち、徐々に差を広げていった。

タイヤの摩耗により2分台までラップタイムが落ちてしまった#1は、すかさずピットインしタイヤを交換し追い上げをはかった。これに対し、ラップタイムの落ちしろの少なかった#23は、予定の35周でピット作業を行った。

#1の追い上げと、両チームの作戦の違いによる給油ロスタイムの差により、#23は#1にトップの座を明け渡すこととなったが、#23は#1を上回るタイムで追い上げ、各コーナーで#1と激しい攻防を見せた。

しかし、この観客を沸かせた争いは#23のクラッチトラブルにより、終わりを迎えることとなった。これにより、#1は、唯一先行を許している#11三菱PUMAランサーEVOZの追い上げに専念することとなった。

#11は、今年から新型車を投入し、昨年まで以上にGT-Rを脅かす存在になっている。特に今回のレースでは、2回のピットストップを行わなくては走りきれないGT-R勢に対し、ランサーは、タイヤの摩耗、燃費ともに余裕があり、1回のピットストップでレースを走りきれてしまう。このピットストップ1回分のロスタイムは、約2分あり、GT-R勢はこのロスタイム分をコース上とピット作業のタイム差で稼がねば優勝できないこととなる。

レースの折り返し地点である50周目に#11は、唯一のピット作業を行ったが、48周目にようやく#11を捕らえトップに立った#1にとって、レース前半で稼げたマージンはわずか数秒に過ぎなかった。しかし、後半ラップタイムの伸びない#11に対し、#1は安定したラップタイムを刻み、2回目のピット作業を終えコースに戻ったときには、#11に対し10秒以上のマージンを稼いでいた。順調に周回を重ねる#1に対し、トラブルをかかえ一時は1周2秒程度遅れをとっていた#23であったが、終盤は#1と同等のラップタイムで走り、79周目には#11を捕らえねばり強さを見せた。

一方、クラストップの位置からスタートを切った#31ジャラーナTOPシークシルビアは、1周目で#33 BPビスコガンマRX-7にパスされたが、離されることなく初の表彰台を目指し快調に周回を重ねた。

しかし、15周目に突然クラッチトラブルが発生しピットに戻ることもできず、惜しくもリタイヤとなってしまった。

正式決勝結果
POS. No. CLS Car DRIVER Lap Gap
1 1 1 FALKEN GT-R 竹内/田中 100 03:22:45.852
2 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 100 03:23:32.308
3 11 2 三菱PUMAランサ-EVO VII 中谷/木下(隆) 100 03:24:39.350
4 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/福山/伊藤 99 03:22:46.548
5 12 2 VALDI・PUMA EVO VI 桂/中村 99 03:24:39.694
6 33 3 BPビスコガンマRX-7 三好/大井 99 03:24:53.684
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