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'99チャンピオン #50 5ZIGEN☆ファルケンGTR
第1戦の雪辱をはらし優勝

  1クラス:優勝 #50 5ZIGEN☆ファルケンGTR
  4クラス:2位 #52 5ZIGENファルケンパルサー
スーパー耐久シリーズ第2戦
ハイランド・スーパー耐久レース

2000.4.22-23
【予選】

移り気な空模様の中、予選が開催された。
15:00の予選開始時は、雲の切れ間に青空が見えていたが、直前に降った雨のためコース上はセミウェットとなっていた。各車とも先の読めない天候のため早々にアタックを開始した。各車が走行することによりコースは乾き、それに伴ってタイムも短縮されていった。


5 ZIGEN☆ファルケンGTR
開始15分後、#8ダイシン・アドバンGT-Rが1'54''431でトップに立った頃には、雲が厚くなってきていた。さらに5分を経過したところで、小雨が降り始め、この時アタックに出た #50 5ZIGEN☆ファルケンGTRが最後のチャンスをものにし、#8を上回る1'54''091のトップタイムをマークした。その後、雨は本降りになり、#50 のタイムを上回る車両は現れず、#50がポールポジションを獲得した。

4クラスでは、なかなかタイヤが暖まらず満足にアタックできなかった #52 5ZIGENファルケンパルサーが2位で予選を終えた。しかし、クラストップタイムを記録した #70アルゴラボシビックのB(セカンド)ドライバーが予選通過基準タイムをクリアできなかったため、正式結果としては、#52が1位となった。

正式予選結果
POS. No. CLS Car DRIVER BestTime
1 50 1 5ZIGEN☆ファルケンGTR 竹内/田中 1'54.091
2 8 1 ダイシン・アドバンGTR 大八木/青木 1'54.431
3 10 1 エンドレス アドバンGT-R 木下(み)/高木 1'55.083
4 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 1'57.461
5 11 2 三菱プーマLANCER EVO VI TM 中谷/木下(孝) 1'58.379
6 26 2 エンドレス・アドバンGMSランサー 添田/小暮 1'58.5425
17(1) 52 4 5ZIGENファルケンパルサー 西垣内/原 2'03.599
【決勝】80 LAP

決勝スタート時は晴れ間がのぞいていたが降水確率は50%、雲の流れは早く、コース上の車両と同様に頭上の天候の変化に常に気を配らなければならないような状況の中、決勝レースは始まった。

順当にGT-R勢が上位を独占してレースは進行するかと思われたスタート直後、その一角を占める #23トトムFUJITSUBO・GT-Rにペナルティストップを命ずる旗が振られた。


トトムFUJITSUBO・GT-R
フォーメーションラップ時に電子制御系に異常を発見した #23 は、一度コース上で停止し他車を先行させた。この場合、最後尾につけなければならない規則となっているが、#23はこの規則を守らなかったために下位に沈むこととなった。

その後は、トップ #50、2位 #10エンドレス アドバンGT-R、3位 #8が互いを牽制し、一定間隔を保ったままレースをリードしていった。そのまま各チームが予定していた40LAP前後のピットストップを迎えるかと思われたが、#10が予定よりも早くピットロードに入ってきた。#10は、コースアウトを喫しフロントスポイラーを破損していた。さらに、コースアウトの影響でブレーキ系にもトラブルをかかえていたために、すぐにコースに戻ることができずトップ争いから脱落してしまった。

レース後半は、トップの #50が、'99チャンピオンの実力を見せつけるかのように #8との差を徐々に広げていき、第1戦リタイヤの雪辱をはらす優勝を勝ち取った。

2位には #8、3位にはペナルティーストップを挽回する追い上げを見せた #23、さらに、予選の天候の変化に対応できずBドライバーが予選通過基準タイムをクリアできなかったために28番手からのスタートとなってしまった、 #1 BP ADVAN GTRが順調に走りきり4位につけ、上位をGT-R勢がしめる結果となった。

一方4クラスは、予選タイム上位の #52、#54 BPビスコベータアンクルシビック、#70の三つ巴の戦いとなり、25LAP目前後にはホームストレート上をまさに団子状態で走り抜けながら順位を入れ替える戦いを見せ観衆をわかせた。

しかし、3車がピットストップ、ドライバー交代を済ませた頃には、#54が一歩先に抜けだし、2位の座を #52と #70が争う展開となった。この時、2位を走る #52と #70の差は1秒以内であり、この差は10LAP以上にわたって保たれたが、終盤には #70 が力尽き徐々に後退していった。

最終的に、#52が #54に続き2位でチェッカーを受けた。


エンドレス アドバンGT-R

5 ZIGENファルケンパルサー

正式決勝結果
POS. No. CLS Car DRIVER Lap Gap
1 50 1 5 ZIGEN☆ファルケンGTR 竹内/田中 80
2 8 1 ダイシン・アドバンGTR 大八木/青木 80 -0'30.985
3 23 1 トトムFUJITSUBO GTR 砂子/山田 80 -1'30"994
4 1 1 BP ADVAN GTR 粕谷/見崎 79 1 Lap
5 12 2 VALDIランサーエボVI 小幡/中村 78 2 Laps
6 20 2 RSオガワADVANランサー 小川/細野/伊藤 78 2 Laps
15(2) 52 4 5ZIGENファルケンパルサー 西垣内/原 76 4 Laps
Report :NISMO TAGUCHI
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